2016/01/25 16:49

先日ベルリンで仕入れた本です。



とっても素敵な表紙。今の本とは違って、なんて凝った、そしてしっかりしたつくり。
当時の【構成と装飾性の一致】というキーワードを掲げたユーゲント・シュティールが本を通じて垣間見れます。

本の刊行は1910年前後です。歌とその歴史についての本のようです。
原題は『Das Lied und seine Geschichte』W.K.von Jolizza著。
竪琴と月桂樹のデザインがこれまたなんとも言えません。



ページをめくってみると、楽譜が書かれています。状態のいい厚手の紙をめくるのが楽しくなります。
私はドイツ語サッパリですから、読めないのが残念ですが、本の歴史と重みに愛着を感じます。