2016/01/27 06:07

孔雀モチーフ&ウランガラスのボタンです。


以前、ピアスにしてご紹介しましたが、今回はチェコパール付きです。

ウランガラスって、いろんな色に見えるんです。ウランの配合によっては、緑色っぽくも見えます。
今回のボタンは角度によって緑っぽく見えます。透明感があって、とても美しいです。


制作しているおくだの話によれば、このボタンのある一定の条件下における蛍光現象は相当なものだそうです。

作業中にキンキンに光って、サングラスをかけないと、ムスカ大佐みたいになってしまうのではないかと、

心配しながら仕事しているようです(笑)。


孔雀はアールヌーヴォー期によく使われたモチーフです。

この孔雀も、100年ほど前の型を使って作られているため、そのころのモチーフが現在に伝わっているんだと思います。


孔雀って、いろんな美術上のとらえ方があるんですけど、孔雀の肉は腐らないという話があり、

その話に倣って、孔雀はキリスト教では不死・キリストの復活の象徴と見做されました。


他にも、ゼウスの妻であるヘラの持物です。ヘラは女性の守り神。出産と結婚をつかさどる神でもあります。

その孔雀を伴ったヘラ(ユノ)が登場する、ルーベンスの描いた【パリスの審判】(ロンドンのナショナルギャラリー所蔵)

なんかはとても有名な図像ですよね。

孔雀は以前ご紹介した向日葵にも出てきました。向日葵の話の典拠にもなっている『転身物語』にも登場します。


何気ないことやモチーフに様々な歴史や経緯が隠れているんですね~。

一つ一つ、それを発掘して皆様にアクセサリーと一緒にお届けしたいと思います。