2016/05/08 17:21

洞窟探検に行ってきました。

チェコ、実はいろいろと面白い観光スポットがあるのです。
モラビア(チェコ南東部)にカルストがあり、多くの洞窟があります。チェコ全体に大小のカルストが点在しています。

カルストとは、地形の一種です。一定の溶解しやすい岩石で出来た地面が、水等によって侵食されて出現した地形のことです。

日本でも山口県にある秋吉台や、福岡県の平尾台は有名ですよね。ヨーロッパにも地形学でカルストの語源になったとされる、スロベニアのクラス地方や中国の桂林をご存知かと思います。

チェコにも同様の地形があります。国内最大にして最重要なカルストが、【モラビアのカルスト】です。ブルノというチェコ第2の町の北にあります。

面積は94平方キロメートル、ドラハン丘陵地帯の一部として存在しているんです。鍾乳洞の数は1100ほどあるそうです。うち、5か所が一般の入場が可能です。今回は石灰岩がプンクヴァという川による侵食によってできた鍾乳洞、Punkevní jeskyně(プンケヴニーイェスキニェ;プンクヴァ洞窟)に行ってきました。

この見学コース、すごい人気です!周りの国(山がなさそうな国、ポーランドやらハンガリー人)からも沢山の観光客がやってきていました。予約でいっぱいになって、折角来たのに、入場できず帰っていく人もありましたよ。

見学コースの内容は、洞窟で鍾乳石をどんどん見て回り、そしてドリーネ(シンクホール)として国内最大高低差138.5メートルのMacocha(マツォハ)の底から上を見上げ、最後は侵食源となった川のPunkva(プンクヴァ川、鍾乳洞内を流れています)を船で行くという盛りだくさんのコース。約1時間です。1.2キロ歩きます。


中の気温は7度~8度、湿度99パーセントです。


ドリーネのMacochaの底は、パワースポットですよ、絶対。頭上遥かにある地上から光が降ってきます。