2016/12/01 19:01

チェコ語名、Pryšec nádherný(プリシェツ ナーヘルニー) 
若しくは俗名で Vánoční hvězda(ヴァーノチュニー フヴェズダ=クリスマスの星)
ラテン語ではEuphorbia pulcherrima。
日本語ではポインセチア。


日本でもクリスマスに欠かせないお花ですよね。
そろそろ出回ってますか?こちらでも店頭に並びだしました。

一株買いました。小さなかわいいポインセチアです。
家の居間に飾るんです。よく見ると、チェコで栽培されたようですよ。このあたりの花だと、モノにもよりますが、バラなんかの切り花の大半はオランダからやってきます。鉢植えのものだと、菊やポインセチアはチェコで栽培されたものが市場に出回っているようです。

この時期引っ張りだこの植物は、実はメキシコ原産の植物を改良したものだそうです。ある資料を読むと、メキシコのアステカ人たちは、この植物から赤い顔料をとりました。ですが、絶対食べないでくださいね!20世紀初頭に死亡事例があります。

この花がなぜクリスマスに供せられる花になったかというのは、メキシコにある伝説に基づいているという以下のような話があります。

メキシコにとても貧しい少女が居ました。あまりに貧しいために、クリスマスに幼子イエスに捧げるプレゼントがありません。そこで、天使が現れ、次のように助言します。『今すぐ、あぜ道に生えている植物を手折って、教会の祭壇の前にお供えしなさい』
少女は天使の助言通り、あぜ道の植物を手折り、祭壇にささげたところ、その植物から実に見事なカーマインレッドの花が咲き、それがのちのポインセチアになった…。

という話があるそうです。


そして、その後メキシコではフランチェスコ会がこの花をクリスマスのお祝いに使う花としました。理由は葉っぱ全体の形が星にに似ており、それは【ベツレヘムの星】をシンボル化したものであるという解釈を行ったからです。そして、赤い色は、磔刑にてキリストが流す血、つまり犠牲のシンボルなのです。

そんなわけで、全世界に広まっていったポンセチア。皆さんも一鉢、玄関やお部屋に飾ってみては?ぐっとクリスマス気分が高まりますよ~。